私が知っている生姜と知らなかった生姜の事
生姜
【しょうが】
しょうが科の多年生植物。根茎は横につらなり、夏の末に塊状の新根 (=新しょうが)をつける。老熟した根(=ひねしょうが)は黄色で、辛みが強い。
料理の付け合わせ・薬味・漬物などにする。
特徴
しょうがの根茎には、ギンゲロールとショウガオールと言う特有の辛み成分がありジンゲロンとジンギベレンと言う独特の香りを持っている。
簡単に書きました。
私が前まで知っていた生姜
生姜は辛い!ニオイが独特!
魚の煮付けで生臭いのを消すために入れる。
青魚の臭みを取る薬味。
何か料理に使う。
風邪のひき始めにハチミツ入り生姜湯を飲む。
・・・正直言ってそのくらいでした。
- 風邪予防
- 冷え性改善
- 殺菌作用
- 血行促進
- 抗炎症作用 等々
まだまだ色々あるのですが、このブログは医療ブログでは無いので、 一般的に昔から言われていることを書きました。
生の生姜には、「ジンゲロール」=「ギンゲロール」と言う辛み成分が多く含まれています。
ジンゲロールは加熱や乾燥で一部がショウガオールに変わる。
一部だけ?ってかんじもしますが、ショウガオールの方が辛みが強いので、使う量に気を付けてください。私は性格が大雑把なので最初の頃は粉末生姜を入れすぎて辛すぎると言われていました。
ジンゲロールには、雑菌や寄生虫を撃退する働きがある。
日本では、お刺身などの薬味として生の生姜が添えられていますよね。
知らなかった事
細菌に対する作用について
なんと!
生の生姜や搾り汁には、主要食中毒原因菌のサルモネラ菌、カンピロバクター、ビブリオ族菌、黄色ブドウ球菌に対する殺菌(増殖抑制)作用はないそうです。
チュウブ入りのすりおろした加工品も効果はないそうです。
じゃあ雑菌や寄生虫を撃退する働きがあまりないの?
あります!
ガリ(甘酢漬け品)では、食酢が増殖抑制作用(抗菌作用)をもたらしています。
【あれ?これは酢?】
いえいえ!生姜にだってあるよ!
生成分離したギンゲロールなどの精油成分には幾つかの細菌の増殖を抑制するんですよ!
でも有効性があるのは、一部の細菌と大腸菌性下痢に対するもの
です。
ビックリΣ(゚Д゚)です。私、一つモノを覚えました(*'▽')
お刺身に付いているのは、あくまでも、薬味です。青魚の臭みを無くすためなんですね。
身体を温める効果は抜群!でも使い方による?
良く『生姜は身体を温めてくれる』と聞きます。
実は生の生姜では身体の表面を温めるだけで、直ぐに冷えてしまうそうですよ!
先はども書きましたが、 ジンゲロールは加熱や乾燥で一部がショウガオールに変わる。
変わるんですって!これがみそです。
加熱・乾燥した生姜はヒドロキシ基を失い(脱水反応)より強い刺激を持つショウガオールに一部変わってしまいます。
生の生姜より乾燥した生姜の方が辛みが強くなる。
身体の中から温めてくれます。
ジンゲロールとショウガオールを一緒に取れるように温かいお料理で頂いてください。
冷めてしまうと、せっかくのショウガオールがジンゲロールに変わってしまうので、あっつあつを召し上がってくださいね。
おススメは
私のおススメは、乾燥した生姜をミルサー等で粉末にする、粉末生姜です。
粉末にするのは少々面倒ですが、私は料理など何にでも一つまみ入れて調理しています。
粉末にする事で持ち運びが便利になるんです。
これからの季節には最適な物だと自信を持って言えます。
冬は寒いのでお料理に入れて毎日摂りたいです。
夏は冷房で冷えた身体を温めくれるので仕事中や、一日の終わりなどにおススメです。